わさんみつのお話

旅の記録を中心に、様々な情報を書き綴っていきます。

【子供好き学生必見】学童保育所でアルバイトできるって知ってた?その仕事内容と体験談をご紹介!

 

「将来学校の先生になりたい!」

 

「子どもと関わるバイトがしたい!」

 

「子育ての経験を生かした仕事がしたい!」

 

「なんでもいいから楽しい仕事がしたい!!!」

 

 

そんな思いを抱く老若男女の皆様よ。皆様は学童保育のアルバイトをご存知ですか?

 

念のため説明しておくと学童保育とは、小学校の主に低学年を対象に、仕事等で子の面倒を見れない親に代わって、放課後こどもを預ってくれる事業のことです。大抵の小学校において隣接する形で学童保育所(学童クラブ、放課後児童クラブと呼んだりもする)が設けられており、近年は共働き家庭の増加に従い、施設もニーズも増え続けているようです。「子どもの頃利用していた!」という方も多いのではないでしょうか。

 

 

そんな学童保育のスタッフ、実は結構な割合が、パート・アルバイトで構成されているんです。かく言う私も以前、近所の学童でアルバイトをしていました。

 

というわけで本日は、学童保育のアルバイトの仕事内容と筆者自身の体験談をご紹介します!皆さんのバイト探しのお役に立てれば幸いです。

 

それではどうぞ。

 

 

 

 

 

 

 

①学童保育のアルバイトの概要

 

仕事内容は?

仕事内容は、一言で言えば「子どもと遊ぶこと!」です。子どもたちは学童での時間の多くを遊びながら過ごします。とにかく遊びます。子どもたちは放課後でも「さっき起きたん?」と言いたくなるくらい超元気なので、めちゃくちゃ遊びます。スタッフは、とりわけアルバイトのスタッフは、それに頑張って付き合います。

 

とはいえ遊ぶだけが仕事ではありません。おやつの用意をしたり、子どもたちの出欠を取ったり、掃除をしたり。もちろん子どもがルールを破ったり、いけないことをしたらしっかり注意したり、時にはお説教しなきゃいけない時もあります。ただ、お説教するの苦手‥っていう人も安心してください。そのうち慣れます。

 

どんな人が働いている?

大学生のアルバイトから、子育てが終わった世代の女性まで、働いている人の年齢、性別とも多種多様です。やる気さえあればどんな人でも出来る仕事です。

 

必要な資格は?

学童保育でアルバイトするにあたって、必要な資格はありません!ただ、保育士免許や教員免許を持っていると時給が上がるというところが多いので、それらの資格を持っている方は特におすすめです。

 

ぶっちゃけ稼げるの?

時給に関しては地域、場所によってまちまちなのでここでは言及しません。

 

ただ、稼げるのかと聞かれたら、ぶっちゃけそこまで稼げません。というのも学童保育所は、土日や夏・冬休みは別として、原則放課後の数時間しか空いていません。日中は子どもは学校にいますし、夜になれば親が迎えに来ますからね。(場所によって閉所時間はまちまちですが、だいたい7,8時ぐらいがメジャーな印象です。)よって、アルバイトが働くことが出来る時間も自ずと一日4,5時間に限られてきます。

 

時給が1000円だったとしても、1日4時間では、たくさんシフトに入ろうともそこまで大きな金額にはなりませんよね。フリーターの方が学童保育のアルバイトで生計を立てようと思ったら、自ずと副業が必要になるでしょう。

 

 

②学童保育のアルバイトが向いている人

 

 

子供が好きな人

これは向いているというより絶対条件に近いです。というのも、子どもというのは、年中無休でかわいく愛おしいわけではないからです。何十人もの子どもたちと毎日関わっていると、正直イライラすることも出てきます。「全然言うこと聞かねえやん」とか、「すぐズルするやん」とか。

 

それに子どもたちの体力は無限大です。終始100%のエネルギーでぶつかってくる子どもたちと日々向かい合うのは、なかなかに骨が折れます。子どもが元々好きで、子どもと一緒にいることを楽しいと思える、子どもの成長を見ることを嬉しいと思える気持ちがないと、仕事そのものを楽しめませんし、続かないと思います。

 

裏を返せば、「子どもが大好き!」って人には天国の様な職場です。なんせ、たくさんの子どもたちに「先生!先生!」言われながら囲まれるんですから。そりゃもう楽しいですよ。

 

体力がある人

繰り返しになりますが、子どもの体力は無限です。そんな子どもたちと一緒に遊ぶとなれば、いくら子どもが好きでも普通に疲れます。それも1対1ではなく、同時に10人、20人の子どもたちを見なければならないときもあります。私が働いていた学童保育所も最大60人の子どもたちを4人のスタッフで見ていました。

 

故に体力は、学童保育所で働く上でとても大事になります。もちろん働いているうちに自然についてくるのですが、「元々体力には自信があります!」という人にはとりわけ向いている仕事と言えるでしょう。(とはいうものの、体力の無い私でもなんとか勤まってたので、気合いさえあればなんとかなります。

 

将来子供に関わる仕事がしたい人

学童保育所では、アルバイトであろうと正規スタッフであろうと、子どもたちや保護者の方からは同様に「先生」とみなされます。子どもたちがいけないことをしたらお説教することもありますし、しっかり学童のルールを守り、集団生活ができるように指導することも求められる立場です。学童は、単に子どもを預かる場所ではなく、教育活動を行う場所でもあります。

 

「先生」と呼ばれる立場で、日常的に子どもと関わる経験は、将来学校の先生や保育士を目指している方にとってはとても良い学びの場になると思います。実際に、私が働いていた学童保育所でも学校の先生を目指しているというスタッフがいました。子どもに関わる仕事に興味のある方は、是非学童保育のアルバイトを検討してみてください。

 

 

③学童で1年働いてみた感想

※ここからは個人の体験談です。

 

私は以前学童保育所で約1年ほど、アルバイトとして働いていました。その時のことを振り返って一番最初に思い起こされるのは、勤務初日の「混沌」です。

 

勤務初日、その学童で唯一の大学生スタッフとして入った私は、年齢的な近さもあってか、子どもたちからそれはもう盛大な歓迎を受けました。右足、左足、背中とあらゆる方向から抱き着いてくる子どもたち。「遊ぼう」「いや私と遊ぼう」と何人もの子どもたちに手を引っ張られ、気づけば奪い合いのケンカが始まり号泣する子も。子どもが好きとは言え、そんなに関わった経験が無かった私はどう対応したら良いかわからず、4時間休みなく振り回され続け気づいたら退勤時間になっていました。

 

凄まじい疲労感に襲われながら、呆然と歩いた夜道を今でも覚えています。

 

とはいえ、1か月もするとビッグウェーブは過ぎ去り、私も子どもたちとの付き合いに慣れてきて、だいぶ余裕を持って働けるようになってきました。また、子どもたちの顔と名前が一致してきて、その性格や個性を理解できるようになると、彼/彼女らの成長を見守り、貢献したいという気持ちが少しずつ芽生えてきました。

 

近隣の学童とのスポーツ大会。あまり真面目に練習に参加せず、やる気がなさそうに見えた男の子が、大会当日、試合に負けた悔しさであふれだす涙を一生懸命こらえている表情を見た時、「やっぱりこいつも悔しいとか思うんだな」ってなんだか嬉しくなったり。

 

ちょっとしたことですぐ泣きだしていた女の子が、いつの間にか涙を我慢できるようになっていて、そのことに気づいて子どもの成長の早さに感動したり。

 

集団遊びの輪に入るのが苦手で、私によく一人で「遊ぼう」と声をかけてきていた女の子が、他の子たちと遊ぶようになったのをみて、なんだか安心したり。

 

怒ったこともあったし、疲れ果てることもたくさんありました。でもこうやって振り返ってみると、私は子どもたちからたくさんのものをもらっていたようです。今この文章を書きながら、学童でアルバイトして良かったという思いが大挙して胸に押し寄せてきています。 間違いなく貴重な経験でした。

 

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まとめ

学童保育のアルバイト、子どもが好きな人には自信を持っておすすめできます。決して楽な仕事とは言えませんが、貴重な経験とたくさんのエネルギーを子どもたちからもらうことができます。アルバイトをお探しの大学生の皆様よ、是非是非学童保育も検討してみてはいかがでしょうか。