わさんみつのお話

旅の記録を中心に、様々な情報を書き綴っていきます。

【0円で草津温泉を満喫】無料で入れる草津の「共同浴場」をご紹介!

こんにちは、わさんみつです。

 

 

さて、皆さんはこんな悩みを抱えたことはないでしょうか。

 

「温泉旅行に行きたいけど金がない・・・」

 

「草津まで来たはいいけど風呂に入る金が残ってない・・・」

 

「でも温泉に入りたい・・・」

 

 

 

「ある!」という方は読み進めてください。

 

「いやねえよ」という方も、人生何があるか分からないので読み進めてください。

 

ご存知日本を代表する温泉地である草津。自然湧出量日本一を誇り、兵庫県の有馬温泉、岐阜県の下呂温泉と並び日本三名泉にも数えられています。

 

 

そんな草津には、当然たくさんのホテルや旅館が立ち並んでいるわけなのですが、それらに紛れるように、無料で入れる「共同浴場(公衆浴場)」なるものもあちこちにございます。共同浴場(公衆浴場)とは、地元の方々が「俺らも温泉入りてえ」って理由(多分)で管理運営している温泉のことです。その数草津全体で計19カ所、そのうち観光客でも利用できる温泉が3カ所あります。

 

もちろんどれも源泉かけ流し。紛れもなく草津の温泉です。普通に気持ちいいです。加えて生活感溢れる雰囲気は、観光スポットとしてもおすすめできます。そしてなにより無料です。お財布に優しい。最強です。

 

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というわけで本日は、日本を代表する温泉地である草津にある、知る人ぞ知る穴場スポット、無料で入れる「共同浴場」をご紹介していきます。近々草津に旅行に行く方、別に行く予定ないけどいつか行ってみたい方、ただ暇でこのブログを眺めているだけの方も、是非是非参考にしていってくださいな。

 

 

 

 

 

 

共同浴場(公衆浴場)とは

 

Wikipedia先生によれば共同浴場とは

 

共同浴場(きょうどうよくじょう)とは、主に温泉地に存在する、地元の人々が管理する温泉を利用した浴場。

   

「共同浴場」『フリー百科事典 ウィキペディア日本語版』より

  ”2018年10月12日2:48” UTC

  URL:https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%85%B1%E5%90%8C%E6%B5%B4%E5%A0%B4

 

だそうです。日本各地の温泉地に存在する共同浴場は、元々は湧き出た温泉を地元の人々が利用するために自主的に整備したものであり、現在では地元の人々のみならず、観光施設としても利用されている場所も多いようです。

 

 

草津の共同浴場

 

日本を代表する温泉地である草津にも、やっぱり共同浴場が存在します。その数およそ19カ所。どこも無料で入ることができます。

 

しかしながら、草津の共同浴場は、そのほとんどで観光客の利用が禁止されています。というのも、昔はどの共同浴場も観光客の入浴オッケーだったのですが、観光客のマナーの悪さが問題となり、3カ所を除いて「地元住民限定」というルールになってしまったんだとか。残念無念な話です。

 

ただ、マナーをしっかり守っていれば、残りの16カ所の共同浴場にも入ることができるらしいです。草津には「もらい湯」という文化がある故、観光客でもノーチャンスではないのだとか。この辺のリアルな匙加減は詳しく存じ上げないのですが、全ての共同浴場に入ったという方もいらっしゃるようなので、そちらの方の記事もご参照して頂ければと思います。

 

onseneri.com

 

 

観光客でも利用できる3つの共同浴場

 

①白旗の湯

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画像出典:温泉 | 湯Love草津(草津温泉観光協会ホームページ)

 

草津のシンボル湯畑の真ん前に構える「白旗の湯」。1193年に源頼朝が入浴したとかいうバカ古い歴史を持つこの温泉は、その立地と無料の共同浴場の中では最も大きいスペース(とは言え10人も入れませんが)もあいまって、一番人気の共同浴場と言えるのではないでしょうか。

 

 

源泉は白旗の湯のすぐそばにある白旗源泉。ここから湧き出るお湯が、白旗の湯にかけ流しされています。

 

白旗に限らず、草津にはあちこちに源泉があります。草津のお湯は強酸性で知られており、それらが醸し出す「私温泉でーす」って感じの硫黄の匂いは、街のいたるところで嗅ぐことができます。その匂いだけでも「温泉地きたー!」って感じがしてテンションが上がります。

 

さて。扉を開けるといきなり視界に浴槽が飛び込んできます。共同浴場は浴槽と脱衣所、荷物置き場諸々が、場所は簡単に分けられているとはいえ同じ空間の中にあったりします。無論鍵付きロッカーなんてものはありませんので、貴重品の管理は厳重に。

 

白旗の湯は、男湯女湯共に浴槽が二つずつ、ぬるいお湯とあついお湯があります。ぬるい方は、(少なくとも私にとっては)いい感じの温度で、長い時間気持ちよく浸かることができます。ぬるいといっても42、3度くらいはあるかと思うのですが、「あっちい!」てなるお湯が多い共同浴場の中において、ゆったり入れる白旗の湯の「ぬる湯」は貴重な存在であり、共同浴場の中からどれか一つを選ぶのであれば、迷わずここを選ぶべきだと思います。

 

あつい方は、文字通りめちゃくちゃ熱く、おそらく温度にして50度ぐらい。入るどころか、肩からかけるだけでも「あっちい!」ってなります。チャレンジャーな方は挑戦してみると良いかと思いますが、よほど熱さに強い方でない限りは厳しいと思います。

 

ちなみに両浴槽とも頑張って6,7人は入れるかな?というぐらいのスペースです。これでも共同浴場の中では広い方とのこと。ただ、立地と人気故に時間帯によっては人がいっぱいで、ゆっくりできないかもしれません。タイミングとしては、夜を狙った方が良いかも?

 

白旗の湯

住所 群馬県吾妻郡草津町大字草津112-1

営業時間 5:00~23:00

料金   無料!

 

 

②地蔵の湯

 

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画像出典:草津インフォメーション | 湯Love草津(草津温泉観光協会ホームページ)

 

 

湯畑周辺から東に少し歩いたところにあるのが「地蔵の湯」。すぐそばにある地蔵源泉からお湯をひいてきており、温泉の目の前には足湯もあります。地蔵のお湯は目に良いとかいうウソかホントか分からん言い伝えもあるらしいので、もし目が悪い人がいたら試してみてください。

 

 

この足湯、湯畑周辺の足湯が観光客で混雑しているのに対し、比較的空いていて穴場なスポットです。地蔵の湯ついでに足湯も楽しむなんてプランもおすすめです。

 

中に入ってみると、6,7人は入れそうな浴槽が一つと、脱衣所が完全に同じスペースにあり、なかなかの狭さです。初めて入った時は「あ、そういう感じ?」とびっくりしました。逆に荷物を見ながらお湯に浸かれるので安心っちゃ安心かもしれません。ただ、少しでもお湯をはね散らかすとすぐ脱衣スペースに飛んで行ってしまうため、気をつける必要があります。

 

そして肝心のお湯ですが、熱い・・・(笑)。まずお湯に浸かるまでに、体慣らしのかけ湯で数分かかります。その後、「あちちちち」という声を噛み殺しながらゆっくり足を入れていき、どうにかこうにか全身を鎮めると、あとはひたすらじーっと体育座り。じっとしているとだんだん身体が慣れてきて我慢できるようになるのですが、下手に体を動かすと波が生じ、あっついお湯が全身に襲ってきて「いてえええええ」ってなるのでとにかく慎重に慎重を期す必要があります。

 

要は熱いです。ただ、白旗の湯のめっちゃあっつい湯に比べたら、誰でも入れるレベルです。それに、あっついお湯の中で数分身体をひりひりさせた後、浴槽から出て体を冷まし、また浴槽に入るのループはなかなかに気持ち良いです。

 

あと、草津名物の時間湯を、それも本格的な10日間や1か月の期間に及ぶ時間湯が出来るそうですが、「無料で入れる共同浴場!」ってノリで書いている今の私にとっては、スマホアプリの課金アイテムにしか見えないのでノータッチでいきたいと思います。課金はしない派です。

 

※時間湯とは、草津で江戸時代から行われている伝統的な療法です。草津独特の強酸性のお湯を生かし、1回3分、1日4回の入浴を長い期間続けることで身体に良いことが起きるらしいです。

 

地蔵の湯

住所   群馬県吾妻郡草津町草津299

営業時間 8:00~22:00

料金   無料!!

 

 

③千代の湯

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画像出典:温泉 | 湯Love草津(草津温泉観光協会ホームページ)

 

 

湯畑から北に、滝下通りを数分歩いたところにあるのが「千代の湯」です。源泉は有名な湯畑源泉とのことです。今回ご紹介する3カ所の中では、一番浴槽が狭く一番影が薄い感じのある千代の湯ですが、地蔵の湯とは違い一回きりの時間湯体験も出来たりします。ただ前述の通り、課金アイテムを使わずに草津を攻略しようという趣旨のブログなので、ノータッチでいきます。

 

さて、この千代の湯ですが、前述の二つと違い脱衣所と浴槽が扉で隔たれています。今更言うまでもないですが、コインロッカーみたいなものはありません。故に、貴重品は持ち込まない方が無難かと思います。

 

脱衣所の扉を開けると、小さな浴槽が一つあります。4人は入れるかどうかという大きさで、かなり狭いです。お湯が終始浴槽から溢れ出ていて、なかなかに素敵な雰囲気を演出してくれています。

 

そして、肝心のお湯なのですが・・・・熱い(笑)。「おいおい白旗の湯のぬるい湯がないバージョンじゃねえか!どうしたらええねん!」と突っ込みたくなったのですが、口コミの評判を見てみると、「お湯の温度がちょうどよかった!」「白旗よりもぬるくて気持ちいい!」という書き込みが散見されました。どうやら、その日利用した人の数によって温度に差が出てくるみたいです。要はスマホアプリでいうところのガチャみたいですね。

 

ちなみに、先客が数名いたら浴槽に入れないであろうところもガチャです。物が盗まれないかどうかも多分割とガチャです。結論、千代の湯はガチャです。当たりを引けば、あわよくば気持ちの良い湯を独占できたりするかもしれません。あなたの運を千代の湯で確かめてみるのも良いかもしれませんね。

 

千代の湯

住所   群馬県吾妻郡草津市大字草津367-4

営業時間 5:00~23:00

料金   無料!!!

 

 

共同浴場を利用する際に

 

どの共同浴場も、体を洗うスペースはありません。石鹸やシャンプーも持ち込み、使用はNGです。また、騒ぎ立てたりマナーの悪い過ごし方をするのは、シンプルに地元の方々の迷惑になってしまいます。例えば、共同浴場は狭いので、立ったままで肩からお湯をかけたりすると周りの方や脱衣所にお湯をはね散らかすことになってしまいます。また、熱いお湯の中で動き回って波を立てると、入浴中の方はめちゃくちゃ熱い思いをすることになります。

 

無料で利用させて頂けている感謝を忘れず、迷惑をかけずに利用するようにしましょうね。

 

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というわけで本日は、草津にある3つの無料で入れる「共同浴場」をご紹介しました。どこも一見の価値ありです。草津にご旅行の際には、是非是非足を運んでみてはいかがでしょうか。